ゲームソフト紛失事件
小学校1年生の時のことです。
長女のお友達のMちゃんが遊びに来て、ゲームをして遊んでいました。
ゲームボーイの「マリオと6つの金貨」
というゲームでした。
Mちゃんはそのゲームが楽しかったらしく
「今日、借りて帰ってもいい?」
と、長女に聞きました。
長女は一人で決めかねて、私に
「貸してあげてもいい?」
と、聞きにきました。
私は、そのゲームは買ってまだ数日しかたっていなかったことと、
小学校の低学年のうちから
高価なおもちゃの貸し借りはしないほうがいいと思ったので、
うちで、優先的に遊ばせてあげて
また、遊びに来た時にうちで遊ぶようにしようね。
と、答えました。
そして、夕方、Mちゃんが帰った後
ゲームはなくなっていたのです><
小さな物なのでどこかにあるだろうと、軽く考えていたのですが
どこを探してもありません。
長女がMちゃんに電話して聞いたのですが
「知らない」
との答えでした。
うち中探しても見つからず、慌てて帰ったMちゃんの様子から、
私は疑いたくはなかったのですが、
Mちゃんがどうしても持って帰りたくて持っていってしまったのでは・・・
と、思うしかありませんでした。
Mちゃんに電話をかけて
「ゲーム、間違えて持って帰っちゃったよね。
誰にも言わないから、返してあげてくれる?」
というと、Mちゃんは
「うん・・・。」
と、言ってくれました。
もし、間違いだったら、
Mちゃんをすごく傷つけてしまうと
さんざん迷った末の電話でした。
言葉を選び、
「間違っちゃったんだよね」
と、言ったことで
Mちゃんも正直に答えてくれたのだと思います。
今思うと、勇気を出して電話したことで
Mちゃんがゲームを盗むことにもならなくて良かったと思います。
疑うのは最後の最後に、
そして、もちろん約束を守って
Mちゃんのお母さんに言いつけたりもしませんでした。
こういうことは、お友達のお母さんで経験している方もいるので
時々あるようですが
大人の対応も難しいと思う出来事でした。
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